チェコ人イラストレーターの作品展-「ラ・フォル・ジュルネ金沢」盛り上げる

「PRAHA」-ヴォトルバさんのイラスト展

「PRAHA」-ヴォトルバさんのイラスト展

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 石川四高文化交流館(金沢市広坂2、TEL 076-262-5464)で、音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ金沢」のポスターで知られるチェコ人のイラストレーター、イジー・ヴォトルバさんの作品31点が展示され、4月28日に始まった音楽祭を盛り上げている。

「FRANZ KAFKA PRAGUE」-ヴォトルバさんのイラスト展

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 ヴォトルバさんは、チェコのプラハ出身で建築大学を卒業後、画家としてプラハ、ザルツブルク、ウィーン、モントリオールなど国内外で30回以上個展を開催。グラフィックデザインではモーツァルトやカフカ、ドボルザーク、スメタナなど、チェコやザルツブルク、ウィーンの芸術・歴史・文化に関する作品を中心に創作活動を行い、アニメーションフィルムやサッカーチーム「AC SPARTA PRAHA」のロゴマーク、CDのカバー、教科書の表紙のデザインまで多岐にわたり活躍している。

 日本では「EXPO2005AICHI」のチェコパビリオン公式ポスターや、小学館「モーツァルトへようこそ」のイラストなどで知られている。「熱狂の日」と呼ばれるフランス発の音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」では、2005年の東京開催でビジュアルイメージを担当。金沢では2008年の初開催からイラストを手がけ、今年の誘致ポスターではテーマの「モーツァルト」がウインクするチャーミングなイラストで音楽祭への参加を呼びかけている。5月2日・3日は、同館でヴォトルバさんが講師を務めるワークショップ「ヴォトルバさんとモーツァルトを描こう」を、小学生を対象に開く。

 「ラ・フォル・ジュルネ金沢2009」は5月4日までの7日間、街全体をコンサート会場に見立て、石川県立音楽堂を中心に各所で朝から夜まで本公演50回、プレイベントなどを含め150公演を開催する。1公演45分と気軽にクラシックに親しめる内容で、キッズプログラムの充実など家族連れも気軽に楽しめる。

 開館時間は10~18時。入場無料。ワークショップは、2日=14~16時、3日=10~12時。各回とも定員20人。参加費は500円で、事前の申し込みが必要。5月6日まで。

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