かき氷専門店「つぼみ南」(金沢市清川町)が6月8日、犀川沿いの料亭「穂濤(ほなみ) 離れ」を間借り営業する形でオープンした。
「穂濤」がプロデュースする甘味処「つぼみ」(柿木畠)の新業態として、期間限定出店する。木造建築の店内には庭園や池を望めるテーブル28席を設ける。
店主の越沢太一さんは会社員として働きながら、祖父の代から続く「穂濤」の系列店として運営に携わってきた。人気が出て店が混雑するようになり、地元客離れを感じたことから、月数回しか使われていなかった「離れ」を活用した出店を考えたという。今年3月には務めていた会社を退職し、準備に注力した。
かき氷は「クラモト氷業」(湊1)の氷を使い、2010(平成22)年から「つぼみ」で提供してきた夏季限定商品。静岡県産朝比奈茶の抹茶シロップに十勝産の豊祝小豆(ほうしゅくあずき)と自家製白玉を合わせた「抹茶あずき」、沖縄産黒糖の黒蜜シロップを使う「黒蜜きなこ」を定番メニューとしてそろえる。器は美濃焼の窯元に製作を依頼した。
旬の果物を使った期間限定メニューも用意し、現在は栃木県産イチゴのシロップをかけた「完熟いちご」と、茨城県産青肉メロンの「完熟メロン」を提供する。価格は全て1,500円で、棒茶が付く。今後はアンズや桃を使ったかき氷も提供する予定。
越沢さんは「金沢の中心部にありながら、地元の方に落ち着いて過ごしてもらえる大人の隠れ家を目指した。素材にこだわったかき氷はもちろん、緑豊かな庭や鳥のさえずりなど、五感で空間を楽しんでほしい」と話す。
営業時間は10時~17時。木曜・土曜・日曜定休。営業は10月中旬まで。