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金沢・城南で「たいこ・みこし行列」 「銭湯山車」や「ちびでか山」も参加

銭湯山車(左)とちびでか山

銭湯山車(左)とちびでか山

 小学生がみこしを引いて町内を練り歩く「たいこ・みこし行列」が5月31日、金沢・城南地区で行われた。東京都の「銭湯山車」や七尾市の「ちびでか山」が初めて参加した。

たいこ・みこし行列に銭湯山車・ちびでか山が参加

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 毎年6月に金沢市中心部で開催される「金沢百万石まつり」の協賛行事として城南公民館(金沢市若草町)が主催し、今年40回目を迎えた同イベント。十一屋小学校、泉野小学校、長坂台小学校の子どもたちが町会ごとに用意したみこし約20台を引いて野田中学校を出発し、町内を練り歩いた。開会式では、銭湯山車巡行部の三文字昌也さんが「元気に巡行したい。みんなで楽しく行列に参加して、最後に銭湯に行こう」と呼びかけた。

 銭湯山車は、東京都の建築家や都市デザイナーなどで構成する銭湯山車巡行部が、廃業した銭湯の廃材を使用して制作。都内の祭りなどにも参加して、失われつつある銭湯文化を発信している。現在、金沢21世紀美術館で開催中の「路上、お邪魔ですか?」展で作品として展示されている。

 同展担当学芸員の本橋仁さんは「銭湯山車を金沢の路上でも巡行させたいという思いがあった。城南地区には銭湯が多かったそうだが今はほとんど残ってなく、行列に参加する子どもも減っていると聞き、地域を盛り上げたいと参加した。子どもたちに銭湯の豊かさを伝えたい」と話す。

 ちびでか山は、2024年の能登半島地震をきっかけに、本橋さんや建築事務所「VUILD(ビルド)」(神奈川県)らが制作した。七尾市で毎年5月に開催される青柏祭(せいはくさい)で使う「でか山」と呼ばれる曳山(ひきやま)の5分の1サイズで、震災で祭りが中止になった際に七尾中心部の一本杉通りで引き回した。本橋さんは「七尾市では震災で長期の断水に悩まされたことから水というキーワードでつながり、ちびでか山にも参加してもらうことにした」と説明する。

 ちびでか山の制作に携わり、引き手としても参加する建築家の岡田翔太朗さんは、でか山は後ろの校舎よりも大きいと子どもたちに説明し、「今日はみんなでちびでか山を一生懸命引き回したい」と意気込んでいた。

 午後からは金沢21世紀美術館の外周や近隣のしいのき緑地でも銭湯山車とちびでか山の巡行を行い、観光客でにぎわう中、「いい湯だな」を歌いながらイベントを盛り上げた。

 銭湯山車は9月6日まで、金沢21世紀美術館で展示される。

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