昨年の大阪・関西万博で展示された、陶芸家・建築家の奈良祐希さんがデザインしたオブジェ作品が3月26日、しいのき緑地(金沢市広坂2)に設置された。
作品名は「祈器(きき) Prayer Vessel」。奈良さんが石川県に寄贈したもので、県が受け入れ、設置を担った。場所はしいのき迎賓館の前に広がる芝生の屋外空間で、兼六園や21世紀美術館などを訪れる観光客の回遊動線にも近い。
奈良さんは能登半島地震からの復興への祈りを込めて、手と手を合わせた祈りの形や地球をイメージしてデザイン。作品の高さは約2.5メートルで、196枚のアルミ製パネルで構成した。製作は金沢市内の金属加工メーカーが担い、万博会場では来場者を迎える象徴的な存在として期間中「光の広場」に展示された。