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金沢でデザインコンテスト受賞作品の発表会 患者で医師のデザインが大賞

「医美同源シンポジウム」の様子

「医美同源シンポジウム」の様子

 「医美同源シンポジウム」が3月9日、金沢21世紀美術館(金沢市広坂1)で行われ、デザインコンテスト「医美同源デザインアワード」受賞作品のプレゼンテーションがあった。

金沢21美で行われた「医美同源シンポジウム」

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 主催は菊地誠22世紀医美支援事業団(金沢市駅西本町6)。アートやデザインの視点を取り入れることで、入院生活がより豊かになるのではないかと企画し、今年で11回目となる同コンテスト。今回は国内外から130点の応募作品が寄せられた。当日は、デザイナーや医療関係者など約60人が集まった。

 大賞を受賞したのは、コミュニケーション部門で「痛みが視(み)える『ペインカード』」を提案した西村美緒さん。医師で、自らが患者でもあるという。伝えにくい痛みの質や度合いをイラストとオノマトペで表現し、患者が医師や家族とカードを介して共有することでコミュニケーションを支援する。西村さんは「学校や研究会などで紹介したり、実際に使ってもらったりして意見を聞き改善した。医療現場で役立てたい」と話す。

 部門別最優秀賞は、プロダクト部門で「『Lapo』認知症介護のためのレクリエーション支援キット」を提案した金沢美術工芸大学・学生の西田恵美里さんと、空間部門で産婦人科病院に併設する施設「THE DINING by KBC」を設計した渡辺力さんが受賞した。

 審査員でプロダクトデザイナーの荒井利春さんは「大賞作品は、患者で医師という人がデザインしたことに驚きと喜びを感じた。実際に現場で感じた課題を新しい提案につなげている」と評価した。

 受賞作品を金沢西病院(同)で展示する。5月下旬まで。

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