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金沢文化服装学院で針供養 卒業・進級展を前に折れ針1000本に感謝

針を奉納する学生代表の山本さん

針を奉納する学生代表の山本さん

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 専門学校「金沢文化服装学院」の竪町校舎(金沢市竪町)で2月6日、「針供養」が行われた。

金沢文化服装学院で針供養

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 1955(昭和30)年の開校から続く同校の伝統行事で、今年71回目を迎えた。洋服制作や縫製で折れた縫い針やミシン針を、布団に見立てた豆腐に刺して供養する。針供養は関東では2月、関西では12月に行われるが、同校は文化服装学院(東京都渋谷区)の連鎖校であることから、毎年この時期に実施している。今年は学生56人が参加し、一年の学びや折れた針への感謝を込めて約1000本の針を奉納した。

 針供養では学生代表として、ファッション総合学科1年の山本佐和さんが感謝の言葉を述べた。山本さんは今月7日から順次始まる卒業・進級作品展に触れ、「針供養が明日からの展示に向けて心構えを新たにする節目となった。作品制作で共に頑張ってくれた針に感謝し、多くの人に見てもらえるよう頑張りたい」と意気込んだ。

 卒業・進級作品展「BUNKA FASHION RENAISSANCE 2026」では「義理人情」をテーマに掲げ、7日にはアパレル造形デザイン科3年生が清川町校舎でファッションショーを開いた。10日~15日にはファッションショーでも披露した作品を竪町校舎内で展示し、ファッションビジネス科2年生と協力して企画したオリジナルブランドの販売も行う。3月19日~22日には、同校舎1階でアパレル造形デザイン科2年生が、2階でファッション総合学科1年生が、それぞれ進級作品の展示や販売を行う。

 3月に作品を出品する山本さんは「進級作品として、『不均衡の美』をコンセプトに左右非対称のシャツを制作した。義理人情のテーマの下、SNSなどに影響されがちな同世代の若者に向けて、自分にしかない個性や、なぜその服を着ているのかを問いかける展示方法を考えている。ふと立ち止まって考えてもらえる時間になれば」と話す。

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