買う

金沢の酒蔵「福光屋」がアルミボトル缶入り日本酒ハイボールを北陸先行販売

アルミボトル缶入り「KAGATOBI ハイボール」(写真提供=福光屋)

アルミボトル缶入り「KAGATOBI ハイボール」(写真提供=福光屋)

  • 2

  •  

 酒造会社「福光屋」(金沢市石引2)が7月15日、日本酒を使ったアルミボトル缶入り「KAGATOBI ハイボール」の先行販売を北陸地区で始めた。

日本酒を使ったアルミボトル缶入り「KAGATOBI ハイボール」

[広告]

 同社を代表する日本酒銘柄「加賀鳶(かがとび)」を炭酸水で割り、国産レモン果汁を加えたハイボールで270ミリリットル入り。価格は352円。通年で販売する。

 企画広報室によると、以前「酒炭酸」という名前で瓶入り日本酒ハイボールを販売したことがあったが、当時は日本酒に対して保守的な意見が多く「邪道だ」という声もあったという。近年は低アルコール飲料が人気になったり、金沢酒造組合も地元の日本酒を炭酸水で割った飲み方を「金沢ハイボール」と呼んでキャンペーンを行ったりするなど市場に変化が見られることから「加賀鳶」でハイボールを作ることにした。「日本酒ベースなのでアミノ酸のうまみ成分があり、食事と合う。フルーティーな香りでアルコール度数も低めなので、日本酒をあまり飲まない若い人にも気軽に飲んでもらえれば」とアピールする。

 缶のデザインはクリエイティブ・ディレクター・小西利行さんが主宰する「POOL」(東京都)が担当。英字ロゴを採用し、アルミ生地を生かしたモノトーンのグラフィックを施した。デザインに用いた「雲に雷(いかづち)」の図柄は、歴代の「加賀鳶」ブランドがラベルに使ってきたものをアレンジ。歌舞伎演目「加賀鳶」に登場する江戸の加賀藩屋敷お抱えの大名火消しが着た装束に大きく染められていた意匠にちなむという。

 全国販売は8月5日から。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース