「BUNCA CAFE（ブンカ・カフェ）」（金沢市高岡町）が5月31日、コンサートホール「金沢市文化ホール」1階にオープンした。

金沢市文化ホールにオープンした「BUNCA CAFE」

　店舗を運営する「VANDERBILT（ヴァンダービルト）」（長町2）マネジャーの表荘太朗さんによると、同所には長く喫茶店が営業していたが、5年ほど前に閉店。2024年12月に金沢市がホール利用者の利便性向上や街角のにぎわい創出を目的として喫茶ラウンジの出店者を公募。プレゼンテーションなどによる審査の結果、同社が選ばれたという。

　店舗面積は約57坪。席数は、テーブル＝24席、カウンター＝8席。ホール入り口や通りに面した部分はガラス張りで、天井も高く開放的な雰囲気が特徴。近隣の尾山神社のトレードマークになっているステンドグラスをイメージし、店内はカラフルでモダンな配色に仕上げた。もともとあったというモザイク壁画もアクセントとして残す。

　提供するフードメニューは、キッシュまたはタンドリーチキンが選べる「野菜たっぷりワンプレート」（1,580円）やボリューム感を出したというサンドイッチなど。グルテンフリーでオーガニックシュガーを使うスイーツも。「自家製レモネード」（630円）や「自家製スパイスココア」（670円）などドリンクメニューも豊富に用意し、コーヒー豆は「GOOD4LIFE 36CAFE（グッドフォーライフ サンロクカフェ）」（駅西本町5）が焙煎（ばいせん）したオリジナルブレンドを使う。

　表さんは「イベントの開演前後など、ホールを利用する人の休憩や待ち時間はもちろん、周辺のビジネス街で働く人にも憩いの場として使ってもらえれば。カフェ文化になじみがない人にも、スイーツやドリンクを楽しんでほしい」と話す。

　営業時間は9時～18時。