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金沢で奥能登国際芸術祭をアピール 地震被害作品の再利用ワークショップも

奥能登国際芸術祭をパネルなどで紹介する会場

奥能登国際芸術祭をパネルなどで紹介する会場

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 「奥能登珠洲復興応援企画展~奥能登国際芸術祭~」が現在、金沢フォーラス(金沢市堀川新町)で開催されている。OPA金沢フォーラスと奥能登国際芸術祭実行委員会(珠洲市上戸町)の共催。

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 奥能登国際芸術祭は珠洲市全域を会場として開催される芸術祭で、2017(平成29)年に始まり、2023年まで3回開催された。会期後も24の常設展示をしていたが、能登半島地震で13作品に破損などの被害が生じた。それでも現在は9点の屋外常設作品が見られるようになったという。

 会場では能登半島地震の被害状況や、見に行ける屋外常設作品などをパネルで紹介するほか、被害を受けて鑑賞できなくなった作品「奥能登曼荼羅(まんだら)」の一部も展示。土曜・日曜・祝日には、同芸術祭の公式グッズや能登の特産品などを販売する。

 3月29日・30日は、地震で倒壊してしまった山本基さんの同芸術祭作品「記憶への回廊」で使われていた塩の結晶を用いたアクセサリー作りのワークショップが行われ、子ども連れの家族などが参加した。山本さんの「記憶」をテーマにした作品の一部を「持ち帰る」ことでつながりを広めようと、金沢大学能登里山里海SDGsマイスタープログラム参加者が能登で実施してきたワークショップで、金沢では初めての開催だという。

 展示時間は10時~20時。観覧無料。4月13日まで。

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