
フリーマーケット「もたから市」が3月29日、シェアスペース妙圓寺(みょうえんじ)(金沢市山の上町)で開催される。
金沢三寺院群の一つ、卯辰山山麓寺院群にある同寺。住職の吉田知弘さんは「人が行き交う学びの場として、寺を自由に使ってほしい」と、2022年から寺内をシェアスペースとして貸し出している。今回はより多くの人に活用してもらおうと、寺の骨董(こっとう)品や古い茶道具を提供するほか、一般からも出店を募ってフリーマーケットを初めて開くことにした。
出店するのはクラフト雑貨「gacarie(ガカリエ)」、着物セレクトショップ「たたみぜ」、古雑貨「sora」、画家の玲さん、写真家のGaolang(ガオラン)マーケットさん、作家のつなさん。カフェブースとして、「自家焙煎(ばいせん)珈琲(コーヒー)屋 カフェ コレレ」、「極上わらびもち わらび家」。金沢仏壇商工業協同組合青年部は箔(はく)押し体験のワークショップを行う。
事務局の倉林雅幸さんは「『勿体(もったい)』とは仏教用語で本来のあるべき姿を意味する。作家が制作した作品を展示販売したり、 家で眠っている道具を生かせる人につないだりと、もったいないものを『お宝』に変えるという思いを『もたから市』というイベント名に込めた。寺の骨董品や古雑貨、クラフト雑貨などから、自分だけのお宝を見つけてほしい」と呼びかける。
開催時間は9時~15時。入場無料。