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金沢で人形道祖神のイラスト展 能登の来訪神描いた新作も

秋田県立近代美術館での展示(撮影=草●裕、●は弓へんに剪)

秋田県立近代美術館での展示(撮影=草●裕、●は弓へんに剪)

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 「村を守る不思議な神様 人形道祖神(にんぎょうどうそじん)の世界」と題する宮原葉月さんの個展が3月15日から、金沢市民芸術村(金沢市大和町)で開催される。

作品を解説する宮原葉月さん

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 宮原さんは大阪在住のイラストレーター。秋田の人形道祖神に魅せられ、カラフルなイラストや、現地取材で見たり感じたりしたことを民俗学的なアプローチで記録したスケッチなどを書籍や展覧会で発表している。

 人形道祖神とは秋田を中心に東北地方で集落の境界や道端に見られる人の形をした神像で、集落に災いが入ってこないように祭るもの。集落の住民が木やわらなどで作り、大きい物は高さが4、5メートルあるという。

 会場では、作品とともに秋田の伝統行事を紹介。「能登の来訪神ゾーン」では、いずれも能登半島地震の影響で今年、2年ぶりに開催された「面様年頭(めんさまねんとう)」(輪島市)と「アマメハギ」(能登町)をフィールドワークして制作したという作品を展示する。宮原さんのギャラリートークやワークショップなどのイベントも行う。

 開催時間は10時~17時。入場無料。3月24日まで。

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