地元の商店や企業などで構成する「金沢駅前にぎわい協議会」は現在、JR金沢駅東口の「もてなしドーム」に「金沢箔の美」をテーマにした冬のイルミネーションを設置している。昨年から実施した同企画は今年で2回目。金沢らしいイルミネーションに、観光客やビジネスで金沢駅に降り立つ人たちの目を引いている。
縦1.8メートル、横1.8メートル、高さ8.5メートルの筒型のタペストリー6基が17時~22時、ライトアップされ、金沢の美と伝統文化をPRし冬の金沢を訪れる観光客らを迎える。伝統の中に現代の美を融合したモダンなデザインで、金箔の99%以上のシェアを誇る金沢らしさを演出している。オレンジ・紫・青・黒・ピンク・緑の6色で彩られたタペストリーは、それぞれ「食」「伝統」「建築」などを表すという。
金沢駅前をにぎやかに盛り上げることを目的としたライトアップは駅前東口のビル「ポルテ金沢」でも来年の開業15周年を記念する行事の一環として、今月28日から実施される。ビル最上部に照明を置き、市内最高130メートルの高さをアピールする。電球色を使用した温かくやわらかい色合いだが、ひがし茶屋街などの旧城下町区域から照明が見えないよう街全体の景観も考え工夫したという。
冬のイルミネーションは来年2月28日まで。