金沢美術工芸大学の学生が手作りするアート&デザインショップ「KACOA(カコア)」(金沢市片町1)が10月5日、期間限定でオープンした。
「KACOA」は「Kanazawa College of Art」の頭文字から名づけられ、学生が内装から運営までのすべてを企画した。同店の開設は昨年に引き続き2回目で、金沢市のファッションイベント「おしゃれメッセ2008-かなざわごのみ」の協賛事業。
店内には、ファッション専攻の学生が制作した「ストール」「小物」「アクセサリー」などや、美術科、工芸科の学生の陶器など40~50人の作品が並ぶ。老舗和菓子店と連携し企画した落雁(らくがん)をパズルにした作品は、和菓子どころ金沢らしく遊び心ある土産として人気が高い。同店の場所が郵便局跡地であることから「郵便・交流」をテーマに美大オリジナルのポストカードのデザインも。店舗設計には環境デザイン専攻生が手掛け、広告宣伝は視覚デザイン専攻生が行うなど、同大学の若い感性と才能が結集した。
併せて企画展「金箔の世界」も開催、アジア・ヨーロッパ各国の特色ある金箔技法による作品10点を紹介する。開催期間は10月18~26日。
初回開催の昨年は約1,500人が来場し150万円を売り上げる盛況ぶりで、今年も「美大の創造性を広くPRし地域との交流を図りたい」(同大担当者)としている。
KACOAの営業時間は12時~19時。営業は今月26日まで。