「兼六園文化の森フォトコンテスト」表彰式-審査員は織作峰子さん

写真家の織作さんによる入賞作品の講話の様子

写真家の織作さんによる入賞作品の講話の様子

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 金沢の兼六園周辺で開催されているイベント「ミュージアムウィーク」の一環として9月30日、写真家の織作峰子さんを審査員に迎えた「兼六園文化の森フォトコンテスト2008」の表彰式が、石川四高記念文化交流館(金沢市広坂2)で行われた。

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 ミュージアムウィークは石川県兼六園周辺文化の森活性化推進実行委員会が10月8日まで、兼六園周辺を「文化の森」とし、各施設で展覧会・伝統芸能・クラシックコンサートや食談などのイベントを開催するもので、今年で3年目。コンテストの開催は2回目で、一般の写真愛好家が兼六園周辺の金沢城や歴史博物館などの風景を被写体に撮影した116点の応募作品の中から13点が入賞作として選ばれた。

 「秋の訪れ」のタイトルで1席に選ばれた高川武士さんは、金沢城の秋の風景を空と花を主にした構図で自由な感覚で撮影した。織作さんは「シンボルの金沢城にとらわれず、いきいきと自然の美しさを撮影したところが素晴らしい」と称えた。高川さんは「写真歴は6年ほど。独学で覚えたが、気の向くままに撮影してきた自由な感覚がよかった。また来年もこのコンテストに応募したい」と話す。1~3席と入賞作10点の表彰が行われ、賞状と副賞が授与された。続いて織作さんと入賞者らの写真談義も行われ、織作さんは「写真で一番大切なのは『空気感』が出ているかどうかで、今の時代は型にはまるより個性を生かす方がよい」とコメントした。

 同コンテストの作品は、同館で開催されている織作さんの写真展「NEW YORK」に併せて展示される。開館時間は10時~17時。入場無料。今月8日まで。

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