金沢市在住の発明家、砂原康治さんが、炎天下でも涼しいウエア「バイクール」を開発し、本格的に販売することになった。
砂原さんは、炎天下の中バイクに乗り、信号待ちで止まったときに肩や背中が太陽光線で焼けるように暑かったことから、何か回避するウエアがないものかと同製品の開発に着手した。
3ミリメートル厚の空気層をもつ特殊なニット素材を用い、体と服の間に空間をつくることで汗を効率よく蒸発させ気化熱を奪うことを考案。太陽光が当ってジャケットが高温になっても体表面にはほとんど熱は伝わらず、日陰の状態と同じ効果があるという。
夏は「バイクール」の上にメッシュジャケットを着用することで冷却効果が得られ、冬は防風ジャケットを着用することで保温効果が得られることから、バイク乗りの間では話題になっているという。
また、通常のバイク乗りのジャケットの肩や肘にはプロテクターが入っているが、「バイクール」は強靱(きょうじん)なポリエステル繊維でできているため、プロテクターが無い脇や腹などの無防備な部位の保護にも役立つとも。
価格は15,750円。S、M、L、LLの4サイズを用意する。
高性能低価格スクリーンが口コミで評判に-金沢の発明家が販売(金沢経済新聞)「爽快 バイクール」開発経緯株式会社ブイオーシーダイレクト