金沢の繁華街・片町の路地裏に3月24日、串焼き料理の専門店「串 十村」(金沢市片町、TEL 076-223-0948)がオープンした。
居酒屋や各国料理店などが立ち並ぶ「木倉町」の路地裏にひっそりと佇(たたず)む同店では、日本料理店を思わせる落ち着いた空間でこだわりの食材を使った本格的な串料理を提供する。器からコースターや串入れまで九谷焼を使い、石川ならでの特別感を演出。店舗面積は約18坪で、カウンター10席と各5・6席の個室2室を設け、2室をつないで12席までの会食にも対応する。客単価は8,000円程度。
メニューはコース2種のみ。「一汁五彩」(3.000円)は「先付け・向付・和牛・しろ・カモ・白湯(パイタン)」。「一汁九彩」(5,000円)は五彩の内容に加え、ぼたん・つくね・たん・魚介が付く。独自の仕入れルートから扱う食材は、牛肉は土佐赤肉、もみじ(鹿)は長野産、ぼたん(イノシシ)は五箇山(富山)産、カモはフランス産、魚介は地元金沢や氷見(富山)産にこだわる。
メニューは季節ごとに入れ替えるが、現在は先付けに「白海老の昆布じめ」、向付に「馬刺し」をラインアップ。コースに加え、好みに合わせて「季節の野菜3種」(1,000円)や串も1本単位で追加注文できる。入荷がある時だけ提供するという希少な「ソリ」や「タンもと」も。締めの「肉みそごはん」(400円)や「3口カレー」(500円)は隠れた人気筋(価格は全て税別)。
同店では「1時間半~2時間かけて食事を楽しむお客さまが多い。厳選した食材で仕上げる串料理をゆったりと味わってもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は18時~。