ショートコミック誌「本当にあった愉快な話」(竹書房)で10月30日、金沢を舞台にした漫画「金沢シャッターガール」の連載がスタートした。
写真部所属の女子高生が街歩きをしながら撮影し、地域の人たちと触れ合い、街や写真の魅力を発見する、桐木憲一さんの漫画「東京シャッターガール」の金沢版となる同作。昨年10月と今年6月に金沢の名所を巡りながらプロの写真家らと撮影を行うワークショップなどを開催。桐木さんも同行し、金沢を舞台にした漫画の構想を明らかにしていた。
同作は、カメラ店の娘で写真部に所属する女子高生・夏目花菜がドイツ人の写真家と出会い、金沢の街を巡りながらさまざまな景色や人々に出会うというストーリー。金沢駅の鼓門(つづみもん)や金沢城石川門など地元の街並みが盛り込まれているのが特徴。地元の人にとってはおなじみの光景を漫画でも楽しめ、県外の人はガイドブック的な感覚で街を知ることができるという。
桐木さんは「何度か金沢を訪れ、美しい街並みが印象に残った。そんな金沢の街を、漫画を通して紹介できたら」と話す。
価格は390円。毎月30日発売。12月26日・27日に金沢市民芸術村で行われる、金沢の写真サークル「金沢写真部FOCUS」の写真展では、桐木さんの「金沢シャッターガール」複製原画を展示する。入場無料。