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金沢・市場発祥の地で「窪市」復活イベント 縁日やライブ・朗読など

昨年の「復活窪市」の様子

昨年の「復活窪市」の様子

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 浅野川沿いにある神社・久保市乙剣宮(金沢市下新町6)で8月29日、縁日やコンサートなどを行う「復活窪市!(くぼいち) 2015」が開催される。神社で大人の宮遊びを楽しむイベント「金澤宮遊(きゅうゆう)」の9回目。主催は下新町町会、趣都金澤。

昨年の「復活窪市」の様子

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 久保市乙剣宮の門前には鎌倉時代、市場集落「山崎窪市(凹市)」があり、その後藩政期の城下町へ発展したといわれている。今回のイベントでは、金沢の町の発祥とも言える場所で、金沢の歴史や文化をさまざまな形で紹介する。

 会場では、地元婦人会による焼きそば販売、湯涌朝採れ野菜の販売などの「夕市」を開催。目玉の「窪市コンサート」では、保育園児による和太鼓演奏、金沢蓄音機館の蓄音機コンサート、豊年太鼓・琴の演奏に加えて、日本けん玉協会富山支部による「わくわくけん玉塾」、親子の絆をテーマにした絶叫パフォーマンスなど参加型のイベントも行う。

 泉鏡花記念館の前庭では、金沢出身の作曲家・映像クリエーターのモリ川ヒロトーさんによる映像と音楽「金澤映像風姿」、MROアナウンサーによる泉鏡花「朱日記」の朗読とバイオリニスト・坪倉かなうさんによる演奏が披露される。

 前夜祭として、語り手・荒木明日子さんによる「金沢弁で語る怖い話・不思議な話」(28日)、同時開催イベントとして、モリ川さんの映像と音楽の中で石川の酒やドジョウのかば焼きなどが楽しめる「ART_cafe@復活窪市」(28日~30日)も行う。

 趣都金澤の盛下さんは「泉鏡花が子どものころよく遊んでいたという久保市乙剣宮かいわいは、日常と非日常が重なる鏡花の世界に通じるところがある。縁日やコンサートを楽しみながら、町の魅力も感じていただきたい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は12時~19時30分。

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