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「金沢ことば」を使った商品・ポスター展示-金沢弁かるたで遊べるスペースも

金沢弁の書

金沢弁の書

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 ギャラリー「金沢アートグミ」(金沢市青草町、TEL 076-225-7780)で現在、企画展「金沢のしきたり展~金沢ことば~」が開催されている。

企画展をパノラマで見る

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 「金沢ことば」を使った商品や広告などを展示する同展。言語学者・加藤和夫さん(金沢大学教授)監修の下、北陸新幹線開業であらためて注目を集め、さまざまな場面で活用され始めている金沢ことばを「見て・聞いて・話して・楽しめる」展示として企画された。

 会場内には、食品やはんこ、あぶらとり紙、かるた、ポスター、本、漫画などが展示されている。食品では、七尾のイタリアンレストラン・イル・ピアット・ハタダのパスタソース「まんでとまと」、金沢の食品加工会社・オハラの「がんこおかき」など、金沢ことばと商品イメージをうまく組み合わせたものが目を引く。また、登場人物が金沢弁を話す北國新聞の4コマ漫画「ヒラリ君」の原稿、金沢ことばを使った詩を作り続けている徳沢愛子さんの詩集などは手に取って読むことができる。

 壁面には、北陸放送のラジオ番組のタイトル「おいね☆どいね」、めいてつ・エムザの夏のバーゲンを伝える「がんこ安っ!!」「涼んでかんけ~」など、地元の人たちに語り掛けるような方言が使われたポスターが並ぶ。金沢の観光ボランティアガイドが代表的な金沢ことばをしたためた書も。さらに、金沢弁かるたで遊べるスペースが設けられ、加藤さんが解説書を手掛けたビデオ「金沢ことば」の上映も行われる。

 加藤さんは「北陸の人は方言に対してコンプレックスを持っているといわれるが、方言は地域の大切な文化であり、地方らしさのシンボル。観光客に対してアピールするだけでなく、地元の人ももっと積極的に楽しんで使ってほしい。今回の企画展がそのきっかけになれば」と期待を込める。

 開場時間は10時~18時。水曜定休。入場無料。1月30日まで。

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