金沢市郊外の住宅地に8月1日、マクロビ料理専門の玄米カフェ「ポノポノ」(金沢市松村、TEL 076-255-1131)がオープンした。
玄米や有機野菜などを積極的に取り入れるマクロビ料理。30年余り、助産師として病院に勤務していた同店オーナーの尾井せつ子さんは「在職中から低体温の妊婦や、アレルギー体質の子どもが増えていることが気になっていた。私自身もぜんそくに悩んだ時に出合い体質改善に成功したマクロビ料理の良さを知ってもらいたい」と話す。開店に向け、大阪の専門学校でその料理法を学んだ。
「癒やしの空間をつくりたかった」という尾井さん。店内は木目調でまとめた明るく落ち着いた雰囲気で、カウンター8席とテーブル14席を設ける。店舗面積は14坪。大型スーパーや子ども服の大型店、病院などが充実する住宅地への出店を決め、妊婦や若い世代の女性のほかにも更年期を迎える世代の利用も見込む。
調理に使用するのはアルカリイオン水、野菜は地物の有機にこだわる。力を入れるランチの看板は、一汁三菜(玄米・みそ汁・おかず3品・漬物)が基本の日替わりランチ(ドリンク付き、950円)。そのほか、大豆たんぱくを使った「ベジカツ定食」、玄米で作る金沢の伝統料理の押しずし「玄米寿司ケーキセット」、ひよこ豆やココナツを使った玄米の「ポノポノカレー」などもラインアップ。
デザートは「豆乳アイスクリーム」(バニラ・チョコ=380円)、ケーキセット(ドリンク付き、750円)など、ドリンクはノンカフェインや有機にこだわったメニューを用意する。今後は季節に応じたメニューの開発や、5~6人の少人数制で玄米の炊き方から一汁三菜を作るマクロビ料理教室も計画する。
営業時間は11時~20時(ランチは11時~14時)。木曜・隔週日曜定休。