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金沢で現代茶箱組巡回展「CHABAKO展」-新たな茶道スタイル提案

茶会イベントが行われる茶室

茶会イベントが行われる茶室

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 金沢駅からほど近くのギャラリー「KOGEIまつきち」(金沢市安江町、TEL 076-254-5416)で現在、「現代茶箱組巡回展~CHABAKO展」が開催されている。

展示会の様子

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 同ギャラリーが「白白庵」(東京都港区)と組み開く巡回展。それぞれのギャラリーから作家7人ずつを選出、14人の作品を通して新たな茶道スタイルを提案する。同ギャラリーからは九谷焼作家などが出品。

 企画のきっかけとなったのは、年末年始にかけて京都で開催された「妙喜庵待庵古材茶箱展」。プロデューサーの一人として参加した「白白庵」の石橋圭吾さんが、同ギャラリーオーナーの松平修一さんとの縁を得て開催が決まった。

 京都でも展示されたという茶箱は、千利休の設計で知られる茶室「待庵」の修復の際に出た古材を用い高野竹工(京都)が制作したもの。その中から3つの茶箱が協力出品されている。会場には、茶わん・茶入・菓子器・茶巾筒・袱紗(ふくさ)・棗(なつめ)など茶事にまつわる道具を、現代作家が金工・染色・陶芸・表具・漆芸・ガラスなどのさまざまなジャンルで自由に制作した約230点が並ぶ。

 先に行われた東京展でも新しい茶道スタイルを提案する企画内容が注目され、同庵のベランダを使った「ベランダ野点茶会」も好評を得た。同展でも会期中、「CHABAKO茶会」(6月8日、11時~・13時~・15時~、一席=1,000円)を予定する。

 松平さんは「巡回展とすることで幅広いジャンルの作品を用意できた。茶道具をこれだけまとめて見ることは珍しいと思う。茶箱があれば、どこでも気軽に『My茶会』ができるというように手軽にお茶を楽しんでもらえることを提案できれば」と呼び掛ける。

 開場時間は10時~19時。火曜定休。6月9日まで。

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