![パワースポットの一つとして紹介される七福神山。七福神になぞらえた自然石が並べられている](https://images.keizai.biz/kanazawa_keizai/headline/1390187087_photo.jpg)
金沢市の兼六園にある12の茶店で組織する「兼六園観光協会」(TEL076-221-6453)は1月31日から、園内の「開運・パワースポット」を巡るツアーを実施する。
特製ぜんざいの一例。白玉2つと四角形に切ったもちをつなげ、雪だるまを表現した
今月17日には、このうちの一軒、「見城亭」で打ち合わせが行われ、各店のおかみたちがツアー参加者に振る舞う特製ぜんざいを披露し合った。ツアー名は「兼六園の小さな旅&和スイーツツアー」。「年始の開運・招福」にテーマを絞って、通常のガイドツアーでは案内する機会が少ない場所を紹介する。
案内箇所は、七福神になぞらえた自然石がずらりと並ぶ「七福神山」、羽を広げたツルのように見える「唐崎松(からさきまつ)」と、同じく長寿の象徴であるカメをかたどった蓬莱島(ほうらいじま)とが向かい合わせに見えるスポット、初代加賀藩主前田利家が金沢城に入城した際に城内に運び込み、その後、魔よけのために同園内に置かれているトラと龍(りゅう)、獅子を連想させる自然石「三名石」など。
「根上松(ねあがりまつ)」では、その名にかけて持ち株の値上がりを祈ってもらうという。このほか、菅原道真をまつる金澤神社も訪れる。
ツアーの最後には、各茶店で特製のぜんざいを振る舞う。ぜんざいは白玉2つをつなげて雪だるまのように見せたり、クリを入れたりするなど、それぞれ趣向を凝らしてある。17日の打ち合わせではガイドたちが試食した。
見城亭のおかみ馬場華幸さんは「園内にパワースポットがあるということを伝える良い機会。寒いので、心と体がほっと温かくなるものをと思って雪だるま入りのぜんざいを考えた」と当日を心待ちにする。
開催日は1月31日、2月1日・7日・8日の全4回。定員は各回40人程度。参加料は1,500円(同園入園料、ガイド料、スイーツ代金を含む)。予約・問い合わせは同協会まで。詳細は同協会ホームページで確認できる。