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金沢21世紀美術館で初の書道展-館長企画、現代書家・柿沼康二さん紹介

柿沼康二《喰》(2011)

柿沼康二《喰》(2011)

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 金沢21世紀美術館(金沢市広坂、TEL 076-220-2800)で現在、企画展「柿沼康二 書の道 “ぱーっ”」が開催されている。

柿沼康二《ぱーっ》(2011)他

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 同館では初の書道展となる同展は秋元雄史館長自らの企画によるもので、書家でありながらアーティストとしての可能性を追求する柿沼康二さんが創り出す現代的表現の書道を紹介する。

 柿沼さんは東京を拠点に活動する書家。「書はアートたるか、己はアーティストたるか」を命題に、既存の書に収まらない新たな書の世界に挑み続けている。書の原理を問いつつも、「今日の美術としての書」を追求した作風が特徴といえる。同展では「書とは何か」「現代における書の魅力とは何か」を、広く一般の人に伝えることを目的とする。

 会場には、岡本太郎氏の「芸術は爆発だ!」のエッセーから引用した「ぱーっ」という言葉を表現した作品のほか、現代アート・サブカルチャーを巧みに取り入れた約700点の作品が並ぶ。展示室ごとに異なったテーマで作品が展示され、同館の建築的特長を生かした柿沼さんによる最新作なども見どころ。

 開場時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。休場日は、月曜(12月23日・1月13日・2月10日は開場)・12月24日・12月29日~1月1日・1月14日。入場料は、一般=1,000円・大学生=800円・小中高生=400円・65歳以上=800円。2014年3月2日まで。

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