「金沢JAZZ STREET(ジャズストリート)2013」が9月14日~16日、金沢市内で開催される。本年度の米グラミー賞で2冠を獲得したジャズ・ピアニスト、チック・コリアさん(米国)のコンサートとワークショップが予定されており、ワークショップ参加者は、米音楽界を代表する一流アーティストの技に間近に触れることができる。
昨年9月の「金沢JAZZ STREET2012」。竪町ストリートもライブ会場に。(金沢市提供)
コリアさんは今年2月、ゲイリー・バートンさんと共作したアルバム「ホット・ハウス」の楽曲がグラミー賞のベスト・インプロヴァイズド・ジャズ・ソロ賞と、ベスト・インストゥルメンタル・コンポジション賞に輝いた。
今回は「ジャズ・ミュージシャンを目指す若い人たちに考え方を伝えたい」と、自らワークショップ開催を提案。15日、「金沢学生のまち市民交流館」(片町2)の畳敷きのホールにピアノを持ち込み、1時間30分にわたって、参加者に演奏テクニックを教授することになった。
プロデューサーを務める栗田和敏さんは「ジャズをやっている人、ピアノを弾いている人にとっては、最高の時間になると思う」と話す。
定員は100人で、料金は3,500円。チケットは実行委員会事務局(TEL 076-224-8133)で販売している。また、コンサートは14日、金沢市文化ホールで開かれる。
「金沢JAZZ STREET」ではこのほか、「カウント・ベイシー・オーケストラ」(米国)、ダイアン・リーヴスさん(同)らによる「スペシャル・コンサート」、竪町ストリートや金沢駅もてなしドーム、来年3月に閉店する商業施設「ラブロ片町」など、市内17会場で約110バンドが200の無料公演を繰り広げる「まちかど・ジャズライブ」が行われ、秋の金沢を音楽一色に染め上げる。
スケジュールやチケットの販売場所など、詳細は同イベントホームページで確認できる。