金沢市の朝霧大橋近くに5月17日、「ヨーロピアンキッチンTOCO」(田上本町、TEL 076-222-1765)がオープンした。
店内は1階にテーブル6卓18席、カウンター10席、2階に22席を設け、フランス、イタリア、スペイン、フィンランドなどヨーロッパ各国で「おふくろの味」として親しまれる家庭料理を提供。リンゴベリージャムを付けて食べる「スゥエーデンミートボール」(1,280円)や、「丸ごとカマンベール」(980円)が人気だという。
同店を経営するのは、学生街ともいわれる田上~もりの里地区を中心に不動産業を営む「苗加(のうか)不動産」(もりの里2、TEL 076-222-3311)。同社では、入居者のみが利用できる「マメバス」の運行や、入居者が地域の加盟店で割引などの特典を受けられる「ラピカ」など、従来の不動産業の枠を出たサービスを提供している。
今回初の取り組みとなる飲食店経営もその一つで、さまざまなシナジー効果を期待しているという。若い一人暮らしの入居者には身体に良い食事を提供することができ、保護者の支持を得る狙いもある。また、飲食店経営のノウハウを持つことで、テナントを借りたいという店舗経営者のサポートや、不動産オーナーに向け飲食店経営を進めやすくなるという。
同社の普和哲平さんは「入居者や地域の方のコミュニケーションを高めるためのイベントなども考えている。お客さまや社員など同店に関わる人全体で、コンセプトである『美味しいトコ・楽しいトコ・安らぐトコ』をつくっていければ」と話す。
営業時間は11時30分~15時、18時~24時(月曜は昼営業のみ)。火曜定休。