金沢のご当地カレーとして知名度を上げている「金沢カレー」味のおでん入りレトルトパック「おでん高砂の金沢カレーおでん」が4月1日、石川県内で発売される。
金沢市の老舗おでん店「高砂」(片町1、TEL 076-231-1018)が、一般的に夏場は売り上げが低下するおでんと、逆に好調となるカレーを合わせて販売してみてはと、「金沢カレー」のレトルトパックなどを販売する「ケービーエフ」と共同で開発。1936(昭和11)年の創業以来大切に守られてきた「高砂」のダシに「金沢カレー」のルーを合わせ、具材として金沢の特産品である車麩(くるまぶ)や大根、しらたき、ちくわ、焼き豆腐を入れた。
「高砂」店主青木幹夫さんは、「おでんの良さとカレーの良さをうまく調和させるために試行錯誤を繰り返した」と話す。レトルトパックは中に入る具材の大きさが限られているため、おいしさや食感を損なわない大きさにするため苦労したと言う。
同商品は「高砂」のほか、JR金沢駅や兼六園、県内の2空港、のと里山海道の高松パーキングエリアなどでも販売、金沢の新しい土産物を目指す。今後は、ビール会社や地元の酒蔵との提携も打診しており、他の地元商品とコラボすることで情報を発信し、観光誘致につなげていきたい考え。
販売価格は1箱(250グラム入り)892円。
高砂の営業時間は16時~22時30分。日曜定休。