金沢の「近江町いちば館」(金沢市青草町)に10月10日、能登町のアンテナショップ「能登里山里海市場」がオープンした。小木港、宇出津港に水揚げされる魚介類の加工品などを販売し、金沢市民や観光客らに地域の魅力をアピールする。
店舗面積は約100平方メートル。袖ギリコに使われた武者絵を壁に貼り、郷土色を出した店内には、イカの鉄砲焼きやサザエのつぼ焼き、ハタハタ・カレイの一夜干し、魚醤(ぎょしょう)「いしり」、昔ながらの手法で手作りされる米あめなど、特産品約400種類を並べる。
近日中に営業を開始する飲食コーナーでは、海洋深層水を調理に使ったおにぎり定食や能登牛の串焼きなどを提供するという。
店内では常時、町を紹介する映像を上映。同町ふるさと振興課参事の寅松茂樹さんは「たくさんの方に能登町に来ていただきたい。寒ぶりまつりなどに合わせて、バスツアーを企画することも考えている」と話す。
買い物に訪れた人たちは、珍しそうに店内を見て回り、気に入った品を買い求めていた。
営業時間は10時~17時。水曜定休。