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金沢でベビーカーの公共レンタルサービス開始-1日200円で乗り放題

「クロネコほっとステーション」に用意されたレンタルベビーカー

「クロネコほっとステーション」に用意されたレンタルベビーカー

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 金沢市内で4月28日から、ベビーカーの公共レンタルサービスが始まった。来年度の本格導入を目指し、利用者のニーズを事前に把握するための社会実験で、11月末まで続けられる。

レンタルベビーカーはオレンジ、緑、黒の3色がある

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 市が実施するこのサービスの名称は「ベビのり」。JR金沢駅、公共レンタサイクル「まちのり」事務局(此花町)、手あそびカフェ「Fika(フィーカ)」(安江町)、観光案内所「クロネコほっとステーション」(広坂1)、「タテマチパーキング」(竪町)の5カ所に貸し出し・返却場所となる「ポート」を設けており、このいずれかで申し込めばだれでも1日1台200円で借りることができる。返却場所は5カ所の中から自由に選べ、例えば、JR金沢駅で借りて中心市街地を散歩し、広坂で返すことも可能。

 ベビーカーは新品計20台を用意し、対象年齢は1カ月~3歳。利用時間は10時~16時で、定休日はポートによって異なる。事前予約は「まちのり」事務局(TEL0120-3190-47)で受け付けている。

 市によると、金沢市内ではこれまで屋外で利用できるレンタルベビーカーサービスはなかった。

 2歳の長男がいる市「歩ける環境推進課」主任、東正彰さんは「街中を歩いていると、子どもが眠くなったりぐずったりすることがある。そんなときにすぐに借りられるベビーカーがあると助かる」と、同じ子育て世代に使い勝手の良さをアピールする。「子ども連れの観光客も、ベビーカーを持たずに手ぶらで金沢に来ることができ、負担が減るのでは」とも。

 初日から5月6日までのゴールデンウイーク期間中は20台を超える利用があり、「ラ・フォル・ジュルネ金沢『熱狂の日』音楽祭2012」のメーン会場となった石川県立音楽堂(昭和町)内でも、レンタルベビーカーを押す姿が見られた。

 実験は11月30日までで、利用者の声を聞いて料金や「ポート」の設置位置、時間帯、設置台数などが妥当か調べることにしている。

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