金沢市内の企業が製造した商品だけを扱う「じわもん自販機」が4月、金沢市ものづくり会館(金沢市粟崎町4、TEL 076-255-1518)に登場した。地域色豊かな菓子などを販売しており、近くに住む子どもやお年寄りらが買いに訪れている。
「五郎島金時の焼き芋自販機」の横に登場した「じわもん自販機」
自販機の中身は、北陸の冬の味覚である香箱ガニや甘エビ、能登牛などを原材料に使った「オハラ」(柳橋町)の「じわもんおかき」シリーズ、「ホクチン」(湊4)と「チャンピオンカレー」(野々市市)とのコラボ商品である「チャンカレさきいか」、自社製米粉を配合した「北陸製菓」(押野2)のクラッカー「クラッコメ」、「大畑食品」(湊3)のクルミのつくだ煮など。
ほとんどは食品だが、「変わり種」として桂記章(二ツ寺町)の小判の実物大レプリカ(600円)も販売する。「時代劇に出てくる悪代官風に言うと『高価な最中(もなか)』といったところ」と、同館を運営する市ものづくり産業支援課主査の東俊幸さん。
同館は市内のものづくり産業を支援するために建設された施設で、加賀野菜のサツマイモ「五郎島金時」の焼き芋を扱う自動販売機も設置している。
自販機は意欲的な地元企業を紹介するショーケースの役割も果たしており、東さんは「いろいろなものを扱っているので、ぜひ買い求めてほしい」と利用を呼び掛けている。
開館時間は9時~21時。入館無料。