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アートの面白さを伝えたい-金沢のギャラリーで作家14人の作品展

西山徹さん(鍛造)の作品「滲む鉄」

西山徹さん(鍛造)の作品「滲む鉄」

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 金沢のギャラリー点(金沢市入江、TEL 076-292-2140)で現在、展覧会「人間の心の奥底へ光を送ること」が開催されている。

展覧会「人間の心の奥底へ光を送ること」の会場風景

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 同展は、音楽家ロベルト・シューマンの言葉「人間の心の奥底へ光を送ること、これが芸術家の使命である」を引用し、「同じ芸術家として共鳴する感覚を、見て・触れて・受け取ってほしい」との思いで、同ギャラリーオーナーの金田みやびさんが企画した。

 会場を「普遍的な美」「流れる時間」「未来への扉」の3つのテーマで分け、さまざまな分野で活躍する地元作家を中心とした14人が制作した約100点の作品を展示する。

 無条件に美しく、豊かなものを象徴する「普遍的な美」の会場には、実績を積んだ作家の作品が並ぶ。出展するのは、何気ない日常の風景に着眼し作品のモチーフとするガラス作家の小曽川瑠那さんのほか、山村慎哉さん(漆芸)、城崎英明さん(染色)、北本真隆さん(油絵)、樫尾聡美さん(染色)、金田和子さん(書)。

 コンセプトの強い作品を特徴とする「流れる時間」の会場には、ヨーロッパでの生活体験を経て日常生活の場面を温かくもリアルに表現した陶芸作家の山本優美さんのほか、横山翔平さん(ガラス)、笹川健一さん(ガラス)が出展。

 今後も活躍が期待される若手作家の作品を集めた「未来への扉」の会場には、箔(はく)を巧妙に使ったモダンな作風の日本画家の佐直麻里子さんのほか、遠矢麻野さん(造形)、西山徹さん(鍛造)、菊谷達史さん(油絵)、堀至以さん(油絵)の作品が並ぶ。

 金田さんは「現役の学生からキャリアのある作家まで、経歴も分野も多様な作品を集め、各作家の横顔が見えてくるような展示を心掛けた。アートを身近に楽しんでもらえるきっかけとなれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は12時~18時。木曜定休。2月12日まで。

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