デジタルアートの祭典「eAT KANAZAWA(イート金沢)」が1月25日・26日、金沢市内の会場で開催される。主催は、イート金沢実行委員会(事務局=金沢市役所工業振興課、TEL 076-220-2205)で、開催は人材育成と地元産業の発展が目的。
同祭典は、日本を代表するコンテンツ産業の「マンガ」「アニメ」「ゲーム」を題材として、「ガニゲ産業って寿?」をテーマに展開する。ガニゲとは、「マンガ」「アニメ」「ゲーム」から1文字ずつ取った造語で、今回のeAT総合プロデューサーである漫画家のしりあがり寿さんが考案した。
同25日は、昨年より一般公募を行っていたデジタルアートコンテスト「イート金沢アワード」の表彰式を金沢市文化ホール(高岡町15)で行い、各部門の優秀作品を発表する。同時開催のフォーラムでは、しりあがり寿さんによる講演や、デジタルアート・技術に大きく貢献した名人賞の贈呈も行う。
26日は、会場を金沢市民芸術村(大和町1)に移し、「マンガ」「アニメ」「ゲーム」の3つのジャンルに分かれたセミナーを、第一線で活躍しているクリエーターや業界第一人者を招いて開催。その後、湯涌温泉にて講師と受講者が夜通し語り合う「夜塾」を開く。
金沢市では、昨年から「eATオープンカレッジ」「eATプロデューサー塾」「eATデジタル職人工房」などを開催し、IT社会に適応した金沢のPR活動を、世界的に活躍するCMディレクターやデザイナー、映画監督などのコンテンツクリエーターと市民との交流機会の提供を行ってきた。今後、同祭典を一連の催し物の集大成として位置づけ、次世代の若いクリエーターを金沢から育て、伝統だけでなく創造的な金沢のモノづくりを活性化していく企画も立ちあげていく予定。
一般券=5,000円、学生券=3,000円。夜塾とセミナーのセット券=23,000円。