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金沢のデザイナー考案「似顔絵あみぐるみ」、東京・六本木のイベントに出展

六本木ヒルズに登場した「似顔絵あみぐるみ」

六本木ヒルズに登場した「似顔絵あみぐるみ」

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 金沢のデザイン会社「エイチツーオー」(金沢市安江町、TEL 076-205-6202)のデザイナー・木和田里美さんが10月27日・28日、自身が考案した「似顔絵あみぐるみ」を東京・六本木ヒルズで開催された「CREATIVE MARKET TOKYO 2011」に出展した。

六本木ヒルズに登場した「似顔絵あみぐるみ」

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 「似顔絵あみぐるみ」は、あみぐるみに似顔絵の要素を取り入れたもので、幼いころから趣味で編み物を続けてきた木和田さんが考案し、昨年9月、商標登録された。木和田さんは本業の傍ら「家族や好みの有名人にそっくりの人形を作りたい」と希望する人の声に応え、定期的に似顔絵あみぐるみを教えるイベントを続けている。「石川発の新しいものづくり」を発信する石川県産業創出機構を通して、全国からコンテンツが集まる同イベントへ出展が決まった。

 会場では「似顔絵あみぐるみ」の作品展示のほか、製作の実演、紹介用プロモーション動画の上映を行った。2日間を通して1884人が訪れた同イベントで、あみぐるみブースを訪れたのは約300人。「似顔絵あみぐるみ」のアニメを作りたいというクリエーターや、ブライダルの記念品として販売を望む代理店担当者、出版関係者などが訪れ、産学連携によるアニメ制作の相談や商談などが寄せられた。「似顔絵あみぐるみ」を前に「そっくり」と笑顔を浮かべ「どのようにそっくりに仕上げるのか」と尋ねる場面も多く見られた。

 同展を通して、「『似顔絵あみぐるみ』が独自のものづくりとして認知され、コンテンツとしての発展性や可能性をつかむことができた」と話すのは同社の加茂谷慎治社長。今後は、同社に併設した「手あそびカフェ『Fika』」を通して活動を重ね、あみぐるみ制作のインストラクターの養成や愛好者を増やしていきたい」と意気込む。

 木和田さんは「全国から集まったコンテンツの中で、似顔絵あみぐるみの独自性を多くの人に知ってもらう機会となった。何よりコンテンツビジネスのプロの皆さんが『似顔絵あみぐるみ』を見て笑顔になっていただけたのがうれしかった」と話す。 

 同店の営業時間は10時30分~18時30分。火曜定休。

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