JR西日本金沢支社は5月13日、今月4日に全面開業した大阪ステーションシティの商品券と往復特急券をセットにした日帰りプランを発売した。
商品券付き特急券の発売は初めて。商品券は3,000円分で、乗車当日に限り、同ビル内のJR大阪三越伊勢丹で利用することができる。金沢発着の場合の料金は1人1万3,800円で、通常の金沢-大阪間往復特急指定席1万4,880円よりも1,080円分安い。2人以上で購入できる。
プランでは、商品券の代わりにビル内の商業施設「ルクア」かホテルグランヴィア大阪での昼食を選ぶこともできる。料金は食事をする店舗によって異なり、金沢発着で1万3,000円~1万6,000円。購入の際に予約するため、開店前から長い行列ができる人気の店に待ち時間なしで入ることができる利点もあるという。
22日までに70人が同プランを購入し、このうち半数が商品券、残る半数が昼食を選んだ。同支社では「滑り出しはとても好調。思い切った価格設定が良かったのでは」と反響を喜ぶ。
発売は乗車日1カ月前の10時から3日前の21時まで。同支社管内の駅のみどりの窓口で取り扱う。利用期間は9月30日まで。
大阪ステーションシティはJR大阪駅と、売り場面積約5万平方メートルのJR大阪三越伊勢丹、ファッションビル「ルクア」、関西最大級のシネコンなどが入る駅北側のノースゲートビルディング、増床した大丸梅田店、ホテルグランヴィア大阪が位置する既存のサウスゲートビルディングで構成する。開業初日はJR大阪三越伊勢丹とルクアに合わせて約50万人が訪れ、以後も連日、買い物客や観光客でにぎわっている。