日本フットボールリーグ(JFL)所属の地元サッカーチーム「ツエーゲン金沢」が3月18日、金沢市内3カ所で東日本大震災の被災地支援のための募金活動を行った。19日も上野展裕監督や選手、スタッフらが同市とかほく市の街頭に立ち、通行人に協力を求める。
募金活動を行ったのは、JR金沢駅東口(木ノ新保町)とラブロ片町(片町2)の正面入り口前、竪町商店街の3カ所。登録選手26人のうち、仕事などのために参加できない人を除く約15人と上野監督、スタッフ総勢約30人が各所に分かれ、サポーターも加わって帰宅途中の会社員や学生らに寄付を呼び掛けた。
JR金沢駅東口には、上野監督とDF根本裕一選手、MF石舘靖樹選手、同阿部嵩選手、同山根巌選手ら14人が参集。通行人が善意を寄せると、「ありがとうございます」と頭を下げていた。
上野監督は「被災地復興のための協力・支援に小さなことからでも積極的に取り組んでいきたい」、田中賢治選手会会長は「被災地の一日も早い復旧、被災された方々に笑顔が戻ることを願う」と、それぞれコメントする。
19日15時~16時には、金沢フォーラス(堀川新町)正面入り口前と近江町市場(青草町)、イオンかほく店(かほく市)で実施を予定。
JFLは大震災発生を受け、今月13日に予定していた開幕戦と、同月中の前期第2節・第3節を中止した。このため、ツエーゲン金沢は20日、第2節で組まれていた滋賀県東近江市でのMIOびわこ草津(同県草津市)戦を練習試合とし、会場で募金活動を行うことにした。観戦は無料。4月以降に開催するホームゲームでも、観客に義援金の寄付を募ることにしている。