「UFOのまち」として売り出している羽咋市の宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」(TEL 0767-22-9888)は3月19日、初の「UFO検定」を実施する。問題は名誉館長を務めるフリーディレクターの矢追純一さんが監修した。
同館によると、科学的にUFOを勉強したい人が集うコミュニティーが全国的に見てもほとんどないことから、交流の場として検定を開催することにしたという。
問題はすべて米国の公文書をもとに出題され、UFOの目撃情報や調査プロジェクト、事件史などについて問う。4択問題40問のうち、32問正解すれば合格となる。合格者には同館の認定証を贈る。
当日は検定開始前に1時間、無料の対策講座も実施する。終了後には交流会も開催。3月14日まで、UFO検定公式サイトなどから受け付ける。受験料は2,000円。今月12日までに県内をはじめ東京、埼玉、神奈川、三重、大阪などから約40人の申し込みがあった。年齢は23歳~68歳と幅広く、男女の比率は半々という。
同館は1996年7月に羽咋市が開設した。館内では、地球上で目撃されたUFOについて分析と解説をするとともに、米国製の「マーキュリーレッドストーンロケット」やソ連製の「ボストーク宇宙船」などを展示しており、年間約4万人が来館している。
同館の中田昌宏さんは「事前学習によって、UFOに関する知識を増やしてもらいたい。反響が大きければ、さらに難易度の高い検定を実施することも検討する」と話している。