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金沢で先染めの刺し子風呂敷展-京都・老舗の作品を展示・販売

コニーズアイで展示販売されている「宮井」の風呂敷

コニーズアイで展示販売されている「宮井」の風呂敷

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  金沢のギャラリーショップ&カフェ「コニーズアイ」(金沢市武蔵町、TEL 076-204-8431)で現在、企画展「先染の刺子風呂敷展~品格のある日本の文様」が開催されている。

コニーズアイで展示販売されている「宮井」の風呂敷

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 エコブームで風呂敷の活用が注目される中、品質とデザイン性の高い風呂敷に注目し同ギャラリーオーナーの小西さんが企画した同展。店内では、京都の老舗メーカー「宮井(みやい)」が、糸から染め上げる「先染め」の技法で作った刺し子の風呂敷約30点を展示・販売する。

 江戸時代、手ぬぐいや浴衣など湯道具を包む四角い布を「風呂敷包み」と呼び、それが風呂敷の語源といわれている。「刺し子」はもともと防寒や布地の補強のために行われていたが、次第に布地に糸で幾何学的な図柄を刺しゅうして縫った美しい模様が表現されるようになった。

 同展では、生成と茶の糸で3本の線が縫い込まれたしま模様の「三筋刺し子」、布地の深い色合いと縫い込まれた糸の色の絶妙なバランスが趣を感じる「四角刺し子」、はっきりとした色合いの布地に生成の糸が柔らかな印象を与える「十字刺し子」、異なる2色のしま模様の両端に波線の刺しゅうが施された「刺し子じま」などの風呂敷を並べる。生地は綿100%で、しっかりとした肌触りが特徴。価格は525円~5,250円。

 小西さんは「卓越した技法から生み出される品格のある美しさは暮らしに豊かさと趣を添えるもの。エコバックとして、ワイン包みとして毎日の生活のさまざまなシーンで使ってもらえれば」と来店を呼びかける。

 営業時間は11時~18時。月曜・火曜定休。3月6日まで。

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