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弓矢と豆で鬼退治、一日早く金沢・石浦神社で節分祭

職員ふんする赤鬼と青鬼に子どもたちは泣き声を上げた

職員ふんする赤鬼と青鬼に子どもたちは泣き声を上げた

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 石浦神社(金沢市本多町3)で2月2日、一日早く節分祭が行われ、幼い子どもを連れた母親や氏子ら約350人が見守る中、長谷勝俊宮司と年男の職員らが扮(ふん)する赤鬼と青鬼を弓矢と豆まきで追い払った。

弓矢で鬼を狙う長谷宮司

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 同神社では、節分当日は主祭神の大國主命(おおくにぬしのみこと)が氏子の家に厄(やく)除けに出掛けるとされていることから、毎年、前日に節分祭を行っている。中国から伝わり、宮中で続けられてきた古式にのっとり、鬼が嫌うとされる桃の木で作った弓とアシの矢を使って鬼退治をするのが恒例になっているという。

 この日は赤鬼と青鬼が拝殿に姿を見せ、子どもたちを怖がらせた。長谷宮司は鬼たちに向かって弓をひき、「エイ」と気迫のこもった声で威圧。続いて、禰宜(ねぎ)の長谷吉憲さん扮する福の神と、今年、厄年を迎える年男4人が「福は内」と叫びながら豆をまき、鬼たちを退散させた。

 泣いていた子どもたちは豆まきが始まった途端、豆拾いに夢中になり、床にはいつくばって一粒ひと粒拾い上げては、自宅から用意してきた紙袋やビニール袋に詰め込んだ。大人も同様で、袋を広げて年男らに「こっちにまいて」と声をかける姿も見られた。

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