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金沢の小劇場で4劇団が個性を発揮-「かなざわ演劇祭2011」開催へ

「かなざわ演劇祭2011」に出演する「このしたやみ」の舞台風景

「かなざわ演劇祭2011」に出演する「このしたやみ」の舞台風景

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 金沢の小劇場「An. Studio」(金沢市彦三町)で2月、「かなざわ演劇祭2011」が開催される。

「かなざわ演劇祭2011」に出演する「劇団アンゲルス」の舞台風景

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 かなざわ演劇人協会が2000年に始めた同イベント。初開催から10年を経た新たな展開として、これまでの会場を金沢市民芸術村からあえて小劇場へと移した。「自由に創造した作品が、新たな芸術価値を生み出す演劇祭」として、出演者が作品を通して交歓する場ともなっている。

 出演するのは、「このしたやみ」(京都)、「双身機関」(名古屋)、「Fee・B・Cates」「劇団アンゲルス」(以上、金沢)の4劇団。「新劇」後の演劇界で「新しい地域演劇」として10年以上の活動実績のある実力派を選んだ。5日・6日は「このしたやみ」「双身機関」「劇団アンゲルス」による3作品×2公演、12日・13日は「Fee・B・Cates」による1作品×4公演を予定する。

 各劇団の演目は、このしたやみ=互いを気づかう余りギクシャクしてしまった夫婦の関係を表現した「紙風船」(原作=岸田國士)、双身機関=「双方向」をテーマとした「春と修羅」(原作=宮沢賢治)、劇団アンゲルス=中年夫婦の心の葛藤を描いた「驟雨(しゅうう)」(原作=岸田國士)、Fee・B・Cates=在日韓国人のIQ演出家を描いたロードムービー風の「『つかコビッチの穴』を抜けたらそこは祖国」。

 同協会事務局長の岡井直道さんは「皆が手弁当で集まり寝食を共にしながら創作した舞台。その『創造動機』がどんな風に見えるかを楽しんでほしい」と話す。

 開演時間は、5日=19時30分~、6日=14時~(入場料=1,500円)、12日=15時~・20時~、13日=14時~・18時~(入場料=1,000円)。各回とも30席限定で要予約。予約方法などの詳細は同協会のサイトで確認できる。会場には駐車場がないため、公共交通機関か近隣駐車場の利用が必要。

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