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金沢くらしの博物館で「思い出の市電・バス」展-香林坊交差点の再現模型も

「思い出の市電・バス」で展示されている市電車両の模型

「思い出の市電・バス」で展示されている市電車両の模型

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 金沢くらしの博物館(金沢市飛梅町、TEL 076-222-5740)で現在、特別展「思い出の市電・バス」が開催されている。

「思い出の市電・バス」で展示されている当時の切符・ハサミ・制服などの現物

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 同展では1919(大正8)年から1967(昭和42)年までの48年間、市民の足として親しまれてきた路面電車や、県内各地を走っていた鉄道やバスにスポットをあてる。第1部「市電・バス」、第2部「国鉄」の2部で構成し、一般から提供された貴重な資料を中心に約220点を展示する。

 第1部「市電・バス」では、路面電車の最終運行日を飾った「花電車」を映像で紹介するほか、電車の模型、行先方向幕・切符・はさみ・制服などの現物、開通時や昭和30~40年代の路線の写真、昭和42年ごろの香林坊交差点の再現模型、昭和20~30年代の北陸鉄道バスの写真など約140点を並べる。

 第2部「国鉄」には、明治時代以降の金沢駅の時刻表、七尾線「ときめき号」などSLの写真やプレート、大正時代の団体旅行チラシ、国鉄バスの写真や切符など約80点を展示する。

 9月に始まった同展には当時を懐かしむ市民や家族連れが訪れ、会場には10~70代の幅広い年齢層の来館者から寄せられたメッセージを掲示している。60代男性の来館者は「生活の足として親しまれていた電車がなくなった当時は寂しかったが道の狭い金沢では仕方ない。映像を見ていると懐かしく当時を思い出す」と当時を振り返った。 

 開館時間は9時30分~17時。12月5日まで。

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