金沢・近江町市場に富山湾の珍味「白エビ」を使った丼などを提供する「白えび亭」(金沢市下近江町、TEL 076-232-0466)がオープンして1カ月がたった。
富山の本店でも行列が絶えない人気店が、県外初出店先を同市場に決めたのは「全国展開も視野に入れ、北陸の中でも『食の宝庫』として市民や観光客でにぎわう場所だから」と店長の辻谷真一さん。店舗面積は76平方メートルで、席数はテーブルとカウンターを合わせ24席。客単価はその立地から、サラリーマンや地元の買い物客が多い平日は700~800円、観光客の多い休日は1,500~2,500円。
同店で使う白エビは富山・新湊港から直送したもの。1匹ずつ丁寧に手むきするため、機械で殻むきされたものと比べ、「白エビ本来の淡泊な甘みと食感、美しさが生かされるのが特徴」だという。さらに、素材本来の味を生かすため、味付けや天ぷらの衣を極力少なくするなど調理にも工夫を凝らす。
看板メニューは「白えび天丼」(730円、白エビ刺し身付きは1,150円)、石川県産コシヒカリを使う。辻谷さんが「白エビ本来の味を最大限に味わうなら」とすすめる「白えび刺身丼」(1,680円)には、白エビの天ぷら、白エビのダシを使った吸い物、漬物付が付く。そのほか、「白えび・カニ天丼」(1,570円)や、日替わりおすすめ丼も人気。一品料理は、「白えび刺身」(1,150円)、「白えび素揚げ」「白えび天ぷら」「ホタルイカ沖漬け」(以上630円)など。生もの以外はテークアウトも可能。
辻谷さんは「地元の人はもちろん、『近江町市場といえばカニ』という観光客にも富山の珍味・白エビのおいしさをアピールしたい。気軽に立ち寄って、おなかいっぱい白エビを食べてほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は8時~18時。水曜定休。