古典から経営の基礎を学ぶ「金沢商人塾」-金沢問屋センターが開講

「金沢商人塾」第6期の日本ヒューマン経営研究社・大塚徹社長による講座風景

「金沢商人塾」第6期の日本ヒューマン経営研究社・大塚徹社長による講座風景

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 金沢問屋センター(金沢市問屋町、TEL 076-237-8585)は現在、7月24日に開講する「金沢商人(あきんど)塾」の塾生を募集している。

名古屋大原学園・杉山孝男学園長による講座風景

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 同センターは1963(昭和38)年に設立され、現在は112の企業から成る事業協同組合。2004年にスタートし今年で7期目となる同塾は「古典から経営の基礎を学び、人を磨き、経営力を磨く」ことを目的に金沢市と金沢商工会議所、石川県中央会の後援を得て開講されている。塾生の対象は経営者や後継者、管理職、学生などで、これまで約180人の塾生が卒業した。卒業生の年齢層は20~60代、業種は各種卸売業、小売業、製造業、建設業、サービス業、警察官などと幅広い。

 年6回の講義では、講師による講演の後、講師と塾生による1時間程度のディスカッションを行う。プログラムには1泊2日の合宿研修が含まれ、異業種交流の場としての側面も持つ。これまで講師として招いたのは、スポーツコメンテーターの二宮清純さん(第3期)、孔子の第75代直系子孫の孔健さん(第4期)、歴史小説家の童門冬二さん(第5期)など。

 今期の講座は、映画「おくりびと」の原作「納棺夫日記」の著者・青木新門さんが「いのちのバトンタッチ~映画『おくりびと』によせて」と題して講義を行うほか、「中国古典からみた人間学と経営学」(名古屋大原学園の杉山孝男学園長)、「こんな時代に生き残る企業経営」(千葉商科大学教授で経済評論家の西村晃さん)を予定。合宿研修では「沈まぬ人生 沈まぬ経営」(日本ヒューマン経営研究社の大塚徹社長)、「上に立つ人の条件~戦国武将・歴史に学ぶ知恵」(講談師の一龍斎貞花さん)、「変化のチャンス」(日本商工経済研究所の坂井茂樹金沢所長)をライアンアップする。

 同塾長で同組合理事長の冨木昭光さんは「わたし自身、長年の経験から古典を学んだことが経営に役立った。一貫して掲げる理念は『企業は人なり、事業は徳なり』。仕事を通して、どのように社会貢献できるかを考える場となれば」と受講を呼びかける。

 定員は30人程度。受講料は、一般=3万円、学生=6,000円(合宿費を含む)。申し込みの締め切りは7月15日。詳細は同センターのサイトで確認できる。

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