世界のお茶専門店「ルピシア」(東京都渋谷区)の「金沢フォーラスショップ」(金沢市堀川新町、TEL 076-265-8189)は現在、金沢限定茶「氷室びらき」を期間限定で販売している。
昨年7月にオープンした同店には、世界中の産地から買い付けた旬の紅茶、緑茶、ウーロン茶のほか、オリジナルのフレーバーティーなど豊富な種類のお茶が並び、中でも地域限定茶は土産使いとしても人気を集めている。
金沢の伝統行事「氷室びらき」をテーマに開発された限定茶。同行事は、冬の天然雪を「氷室」と呼ばれる貯蔵庫にためておき、夏にその雪を取り出すもので、毎年6月30日に行われる。氷室の雪は江戸時代、加賀藩により将軍家へ献上されていた。
「夏の始まり」とされる同行事をイメージし、釜でいった緑茶をベースに献上雪のようにキラキラと輝く白いコンペイトーとハーブの一種「ブルーマロウ」をトッピングした。すっきりとしたブドウの香りが特徴で、茶の甘みを引き立てる。パッケージは、ブルーをベースに氷の文様をデザインし、夏らしさを表現した。
竹中店長は「さわやかな香りが、夏の始まりに合う仕上がりとなっている。蒸し暑いこの季節は、水出しのアイスティーとしてもおいしく味わえる」と話す。
価格は50グラム=850円。営業時間は10時~21時。金沢香林坊アトリオ店(香林坊、TEL 076-220-1060)でも取り扱う。7月31日までだが、在庫がなくなり次第終了。