金沢で暮らす「多文化家族」の写真パネル展-現在・過去・未来をシリーズで

イベント「多文化家族と語ろう」の様子

イベント「多文化家族と語ろう」の様子

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 金沢の「本町こどもスクエア」(金沢市本町、TEL 076-220-2522)で現在、多様な文化背景を持ち、金沢で生活する家族をテーマにした「多文化家族写真パネル展」が開催されている。

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 主催は金沢国際交流財団と「私たちは多文化家族」市民実行委員会。同委員会は、国際交流・多文化共生に関心のある学生や主婦、会社員などで構成し企画・運営を行う。昨年12月からメンバーが多文化家族にインタビューを重ねながら同展の準備を進めてきた。

 同展では「国際結婚によって2つの文化を持つ家族」「金沢で暮らす外国人市民の家族」「世界で生きてきた日本人市民の家族」「時代の荒波を生き抜いてきた家族」を取り上げる。これらの家族が歩む「現在」「過去」「未来」を3回シリーズで紹介し、彼らの誇りやきずな、固有の経験や生活文化に触れ、理解を深める場を提供する。第1回「現在」では、金沢で暮らすエジプト、ベネズエラ、韓国、中国の4家族にスポットを当て、写真とエピソードで紹介する。

 6月12日に行われた関連イベント「多文化家族と語ろう」には、国際結婚をして金沢に暮らすインドネシア、韓国、中国の3組の夫婦をゲストスピーカーに招き、市民ら25人が参加。「国際結婚から考える家族のあり方-家族の中の異文化にどう向き合うか」をテーマに、夫婦間のコミュニケーションのあり方、子育て、生活習慣の違いについて意見交換した。

 同財団では「留学や国際結婚、就労などで、金沢には世界各国の多くの人たちが暮らしている。その数は4,811人(4月1日現在)で市民の約100人に1人にあたる。地域社会の隣人として暮らす彼らの経験や生活文化が、街を豊かにし、歴史を作っていくことを伝えたい」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~20時(土曜・日曜は17時まで)。6月25日まで。第2回「過去」は今秋、第3回「未来」は来年を予定する。

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