プレスリリース

デジタルプラットフォーマー、欧州で義務化が進むデジタル・プロダクト・パスポート(DPP)対応ブロックチェーン活用ソリューション「Gログ」の提供を開始

リリース発行企業:Digital Platformer 株式会社

情報提供:

デジタルプラットフォーマー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:松田一敬、以下 当社)は、イタリアGenuino Blockchain Technologies S.r.l.社(本社Cagliari, Italy, CEO Gabriele Bernasconi、以下 Genuino)が開発したデジタル・プロダクト・パスポート(DPP)基盤を活用し、日本市場向けに最適化したブロックチェーンソリューション「my gLog、以下「 Gログ」」の提供を開始しました。

DPP(デジタルプロダクトパスポート)「gLog」デジタルプラットフォーマー


 本取り組みは、EUにおけるDPP義務化の潮流を背景に、製品の真正性を担保し、ライフサイクル全体を通じたトレーサビリティを実現するものであり、消費者や取引先に対して信頼性のある情報を提示するデジタルインフラの役割を果たします。さらに、トレーサビリティの情報を活用・共有することで、製品の再利用・修理・リサイクルを目指した、循環型経済(サーキュラーエコノミー)の実現にも貢献します。

 Gログは、食品、飲料、アパレル、工芸品、部品・素材、化粧品、医薬品など多様な分野に対応し、真正性、透明性、持続可能性といった企業課題への解決策を提供するものです。今後は企業IDとの連携を通じて、製造・加工・流通・廃棄までのプロセスを一貫して証明可能な次世代型のサプライチェーン基盤として展開してまいります。


「Gログ」とは
 Gログは、欧州においてDPP導入実績を持つGenuino社の基盤を活用し、デジタルプラットフォーマーが日本市場向けにローカライズしたソリューションです。製品の原材料、製造・流通工程、修理・再利用・廃棄まで、ライフサイクル全体の情報をブロックチェーンに記録し、改ざん不能な形で可視化します。
欧州では、Genuinoがワインやアパレル、家具、自動車部品などの分野でDPPとして活用されており、EUの新制度への準拠も進んでいます。日本市場においても、これを活用することで、製品の原産地・環境負荷・流通履歴などをエビデンスとして提示でき、SDGs対応やESG投資、輸出入取引における信頼構築にも役立ちます。

Gログ ソリューションサイト:
https://digitalplatformer.co.jp/glog/


これまでの活用事例:ワイン・アパレルなど
Gログはすでに飲料・食品分野において導入が進んでおり、とりわけワインなどのEU輸出品においては以下のような情報を製品単位で記録しています:



欧州DPPに準拠、gLogが証明するトレーサビリティ
DPPに準拠するgLog所定項目(例)・ブドウの品種・収穫日・畑の場所
・醸造方法・熟成期間・瓶詰日
・製造責任者・保存条件・出荷ルート
・スマートフォンで確認できるQRコード表示
・全データはNFT化されブロックチェーンに記録




製品の真正性保証、偽造防止、越境ECへの対応、ストーリーテリングによるブランド強化、さらには再流通時のリユース履歴の証明などにも利用可能です。同様の仕組みは日本酒、伝統工芸品、オーガニック食品、日用品などにも展開が可能です。

今後の展望:企業ID連携と循環型社会の基盤へ
デジタルプラットフォーマーは、DID/VC(分散型ID・検証可能なクレデンシャル)技術を活用し、Gログと企業IDを連携させることで、製品情報だけでなく、製造・流通に関わる企業や個人の真正性も証明できる基盤の構築を進めます。
これにより、以下のような領域での活用が期待されます:

・製品の再資源化や修理履歴の記録によるサーキュラーエコノミーの推進
・複数企業による共同サプライチェーンの透明化と責任所在の明確化
・ESG/環境規制・グリーン調達対応の証拠提示
・国際貿易・輸出管理・調達先管理への活用

デジタルプラットフォーマーは、こうした社会課題解決に資するデジタル基盤としてGログの社会実装を加速してまいります。

【本件に関するお問い合わせ】
デジタルプラットフォーマー株式会社
contact@digitalplatformer.co.jp

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