金沢市街を一望する卯辰山に6月29日、「六角堂Grill&Bar」(金沢市東山、TEL 076-252-5115)がオープンした。
旅館・料亭・レストラン経営の老舗「浅田屋」(十間町)が初のグリル料理専門店としてオープンした同店。1973(昭和48)年開業の老舗ステーキハウス「六角堂 本店」(東山)の姉妹店として、バスで訪れる団体客への需要にも対応するため大部屋と個室を充実させた。「金沢に連泊される観光のお客さまなどは、和食が続くので鉄板焼きなど肉料理の需要も多い。こだわりの熟成肉を楽しんでいただきたい」と同店長の浅田啓太さん。
金沢市街と浅野川を一望する卯辰山の一角で、眺望抜群のロケーションを誇る2階建ての店舗。店舗面積は708平方メートルで、約130人を収容する。「オールドアメリカン」をイメージしたインテリアでまとめた店内は、1階に個室5室30席とテーブル30席、カウンター8席のほか、食後にくつろげるティーラウンジを設ける。2階は特別席(6席、席料1万円)を含めた62人を収める大広間とウッドデッキテラスに加え、今後利用予定のバーコーナーを備える。
看板メニューは熟成肉のグリル(ディナー限定)。21日間熟成させた大ブロック肉を、米国から取り寄せたオーブンを使い900度で焼き上げる。「US産骨付きステーキ(21日熟成)」(2人分=1万円、3人分=1万5,000円)、「能登牛リブロースステーキ」(1万円)のほか、サイドディッシュに「オマール海老と3種トマトのサラダ」(3,900円)、「茄子(なす)のチーズ焼き」「ジャーマンポテト」(以上900円)やパスタ、リゾットも用意する。「骨付き熟成肉プラン」のコース料理(1万円)も。ランチタイムは、「六角堂 本店」と同じ鉄板焼きメニューを提供する(価格は全て税別。ディナータイムはサービス料5%がかかる)。
浅田さんは「赤身の熟成肉は胃にもたれないと好評で、SNSなどからの問い合わせも多い。大人数にも対応可能だが、今後2人からのコースも提供する予定」と幅広い利用を見込み、来店を呼び掛ける。
営業時間は、11時~15時、17時~22時(土曜・日曜・祝日は16時30分~)。