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金沢の老舗料亭が50周年で改装、大正ロマン風の洋室や玄関周りなど一新

改装された大正ロマン風の「末廣」の間

改装された大正ロマン風の「末廣」の間

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 老舗料亭「金沢石亭」(金沢市広坂、TEL 076-231-2208)が11月13日、外観から玄関周りと館内一部の改装を完成させリニューアルオープンした。

「金沢石亭」をパノラマで見る

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 旅館・料亭・レストラン経営を行う1659年創業の「浅田屋」(十間町)が、1964(昭和39)年に開いた同店。四季折々の加賀料理と格式のある情緒豊かな中庭などが評価され、地元を中心に根強いファンも多い。

 50周年を迎えた同店では、建物の老朽化や耐震化への対策と現代の生活スタイルに合わせた客室へのニーズに応えるため、大々的な改装を決めた。平日は社用、週末はお食い初めや法事などファミリーでの利用が多いことから、これまで主流だった4人部屋を8~14人用に拡張し、12室あった個室を10室とした。30人を収容する会議室や車椅子にも配慮した多目的トイレも導入。従来あった入り口付近のテーブル席は大胆に造り替え、庭園をイメージしたぜいたくな空間で玄関へとつなぐアプローチとした。

 改装・新装した個室は3室。「旭」と「末廣」の間は、大正ロマン風のデザインで特徴的なカラーコンセプトに仕上げ、情緒ある中庭を楽しめる椅子席とした。新装の「楓」の間は、中庭を臨みながらも隠れ家的な小規模サイズの掘りごたつ席とした。

 店長の永畠大嗣さんは「これまで、世代を超え地元の人に親しんでいただいてきた。現代のスタイルに合わせた今回の改装により、さらに使いやすく地元の人に永く愛されるサービスを提供していきたい」と話す。

 営業時間は、平日=11時30分~14時30分、17時~22時。土曜・日曜・祝日=11時30分~22時。

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