金沢と近郊で人気を集めるイタリア料理専門店のオーナーシェフ5人がそれぞれに考案したパスタソース5種類がセットになった「金沢能登じわもんパスタソース」が3月27日、発売された。

パスタソース詰め合わせ

　商品企画を行ったのは2012年9月に発足した「金沢イタリアンシェフ・オーナーズ・クラブ」で、県中小企業団体中央会が支援した。同クラブの構成メンバーは、イタリアンファミリーレストランなどとの差別化を明確にする専門店のオーナーシェフら10人。北陸新幹線の金沢開業をビジネスチャンスと捉え、県の食資源を活用した市場開拓を目指し活動を続けている。

　海の幸・山の幸が豊富な石川の食文化は、地中海に面した半島の国・イタリアとの共通点も多い。和食以外を求める観光客の多様なニーズに応え、「石川のイタリアンの魅力」を県内外に広くアピールする。

　今回の開発に携わったのは5人のシェフで、各店舗とメニューは以下の通り。「イルクオーレ」（金沢市示野町）の竹内誠一シェフによる「能登牛と加賀れんこんのペペロンチーノ」、「ラフォレスタ」（金沢市西泉）の村田浩一シェフによる「小木マイカの肝と墨のソース」、「タブリエ」（金沢市木倉町）の安井一博シェフによる「剣崎なんばと紅ズワイガニのピリ辛トマトソース」、「トラットリア・オルソ」（白山市博労）の熊谷信一シェフによる「甘海老（あまえび）と濃厚エビクリームソース」、「カチェーナ」（かほく市松浜）の絈野武利シェフによる「能登豚・豚輝と百万石しいたけののラグーソース」。

　価格は5袋入り＝3,500円（税別）。「香林坊大和」「めいてつエムザ」の百貨店と、金沢駅の「100banマート」のほか、各シェフの店舗、通販サイト「金沢屋」で販売する。