「ラグジュアリー・ライフスタイル国際会議」が2月26日、県立音楽堂(金沢市昭和町)で行われ、県関係者や観光事業者ら約180人が海外富裕層を金沢に呼び込む方策を考えた。
パネルディスカッションでは、「本物の魅力を最大限に引き出すための空間づくりと付加価値の創造」をテーマに、空間プロデューサーの瀧勝巳さんと空間デザイナーでフラワーアーティストの前谷裕一さんが意見を交わした。瀧さんは「伝統工芸の体感館を作り、しっかりしたコーディネーターを置けば海外のセレブを呼び込める」と提案し、前谷さんは「日本人は知名度で出展する展示会を決めるが、売るのか、見せるのかの目的別で展示会を選び、見せ方を考えることが必要」とアドバイスした。
引き続き、いけばな草月流第四代家元の勅使河原茜さん、地元・金沢市在住の陶芸家でデザイナーの大樋年雄さんが「ラグジュアリーマーケットが求める“”The Real Japan”“(本物の日本)とは」について話し合った。