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農業の応援団になろう-消費者ら集め「みんなでネット推進会議」

聴衆を前に、講演する奥田組合長

聴衆を前に、講演する奥田組合長

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 石川県消費生活支援センター(金沢市戸水2)で11月25日、「農業みんなでネット推進会議~みんなで農業の応援団になろう!~」が開かれ、消費者やいしかわ農村ボランティアら約60人が集落営農や地産地消の取り組みに聞き入った。

聴衆を前に、講演する奥田組合長

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 主催は県県央農林総合事務所。会議では、地域活性化を目指し、耕作放棄地を利用して集落営農でサツマイモや玉ネギを生産している同市の小池赤土野菜組合の奥田淳組合長が事例報告を行った。

 同組合は昨年6月、農業の経験がまったくない集落の住民12人で結成したばかり。奥田組合長は、いしかわ農村ボランティア「農村役立ち隊」や近隣の社会福祉施設の利用者、行政の助けを借りながら、苗植えや収穫作業をこなしてきたと、この1年の活動を振り返り、「多くの方と交流ができ、目的だった地域の活性化がより前に進んだ」とうれしそうに語った。

 席上、農作業体験の場を提供して、県民の3世代交流を後押ししているNPO法人「一歩一歩楽園」の辻照雄副理事長と、社員食堂のメニューに県産米や地物野菜を積極的に採り入れているPFUライフエージェンシーの伊東喜弘ダイニングサービス事業部長も講演した。県産米で作った米粉パンの試食と「農村役立ち隊」の募集も行われた。

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