赤ナマコ使った高級洗顔せっけん-通販サイト「能登スタイルストア」で発売

赤ナマコを配合した高級洗顔せっけん。フォルムもナマコに似せた

赤ナマコを配合した高級洗顔せっけん。フォルムもナマコに似せた

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 地場産品の販売を通じて、能登の産業振興と地域の活性化を目指す通販サイト「能登スタイルストア」が4月15日、七尾湾で獲れる赤ナマコを素材に使ったオリジナルの高級洗顔せっけん「能登の赤なまこ石けん」を発売した。

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 七尾湾の赤ナマコは珍味として食べられている。同じく食用に用いられている青ナマコよりも希少で、市場では4倍の価格で取引されているという。せっけんへの加工は、七尾市で水産加工・卸業を営む「かねしげ」の杉原省社長が、ナマコを扱っている妻の手が冬季もあかぎれしないことに着目し、同サイトに化粧品開発を持ちかけたのがきっかけ。化粧品を製造する「ルバンシュ」(能美市)も製造に協力した。

 利用したのは、珍味加工の際に切り落とされ、廃棄されてきた頭の部分。パウダーにして「マナマコエキス」を抽出、能登の海洋深層水とともに植物由来のせっけん素地に配合した。見た目から赤ナマコをイメージしてもらえるよう、フォルムはドーム型とし、福寿草の花から抽出したエキスを使って赤色を着けた。合成着色料や香料は一切使っていない。同サイトによると、全国には食用に用いられていない黒ナマコを配合したせっけんはあるが、赤ナマコを利用したものは初めてだという。

 同サイトの安江雪菜さんは「わたし自身、マナマコエキスの原液を手につけたところ、しっとり感が持続し、いけると思った。ナマコはお酒の友というイメージが強いが、20~30歳代以上の女性に使ってもらい、ナマコのイメージを良くしたい」と期待を込める。

 サイズは縦9センチ、横4センチ、高さ5センチで、重さは80グラム。価格は1,890円。

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